第30話「ありさんのさんぽ」

あらすじ

赤ちゃんを寝かしつけるお母さんの画像

水族館にやってきた田所家の3人は、海岸でお弁当タイムです。そこに、あすかと同じくらいの年の男の子、裕介くんとそのお母さんがやってきます。男の子とあすかは一緒に遊び始めましたが、大人達が話をしている間に、波間にあすかの帽子が見え隠れしているのが見えます。とっさに飛び込み、助けあげた慶彦でしたが、それはあすかの帽子をかぶった裕介くんでした。

海水で濡れてしまった服を裕介くん一家がチェックインしていたホテルの一室で乾かさせてもらう慶彦、麻美とあすかも一緒です。もう一泊ホテルに泊まる予定だったのに、うちに帰りたくなったという裕介くん。裕介くん一家の代わりに、思いがけずホテルに宿泊することになった田所家の3人は大喜びです。ホテルのお客さんを助けてくれたお礼に、と宿泊代金もホテル持ちになりにわかお大臣〜

そんな中、とても麻美に優しくする慶彦。財布を落とした、大事なものを壊した、すごい失敗をした?と疑う麻美に、慶彦は「子育ては辛くないか?」と尋ねるのです。裕介くんのお父さんから、スーパーに裕介くんをおきざりにしてしまったというお母さんの話を聞いた麻美は、「それはもう毎日がドタバタのヨレヨレの・・」とふざけます。しかし、私にも凄く疲れた時はあったけれど慶彦がグチを聞いてくれた、疲れたときは時々なぐさめてね、という麻美の頭を慶彦はなでなでするのでした。

このお話について一言

子育てって本当にゴールが見えないですよね。冷静に考えると今が一番いい時なんだろうけど、その真っ只中にいる人には、いいところが全然見えなくて。自分が枯れる、この子に振り回される、社会からおいて行かれる、やりたいことが何も出来ない・・・と、裕介くんのお母さんのように、出口のない迷路に入り込んだかのごとく、マイナスマイナスへと考えてしまうんですよね。

私の初めての子育てもばたばたのよれよれでした。あまり寝ない上によく泣く子で、授乳も3時間なんて持たず1時間おき、ほとんどのことが育児書どおりに行かない、いつも寝不足、抱っこで手が疲れて肩がこって。それでも、何とかやってこられたのは、やはり周りの協力と、友人に恵まれたおかげ。実家が遠く実の母親の助けは無理なので、主人や主人のお母さんにはずいぶんわがままも聞いてもらったし、公園で出来た友人は見事に全員がおだやかな良い方ばかり。この二つがなかったら、と思うとゾーッとしてしまいます。

このお話を読んで、当時の辛かったことを思い出しました。きっと可愛い盛りだった我が子、思い出そうとするとほとんどが泣き顔なんですよね、よほど自分に余裕がなかったんだなあと反省。二人目以降は、気持ちを楽に持ち過ぎなんじゃない!?と言われるくらい、育児を楽しむことができたんですけどね。

現在子育てが辛いと思っている方には、救いの手を差し伸べてくれる人が現れますように。もちろん、全部一人で育児!なんて思っちゃあいけません。自分からも「助けて、手伝って!」と手を出しましょう。助けてもらえるところは、がんがん助けてもらいましょう。そして、自分の子どもが大きくなったら、少しでも悩める若いパパやママの手助けが出来るといいですよね。

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