第56話「やさしい」

あらすじ

仲良し親子の画像

麻美は、あすかの幼稚園の友達、酒井みどりの母親に、「明日、一泊二日の母と子のふれあい教室に一緒に参加して!」と頼まれます。慶彦を残していくのが寂しい麻美ですが、あすかの園の園長先生の熱意と頑張りに色々とお手伝いをします。

一泊する人以外が帰る前に、母親を集めてお話がありました。園長先生は、一歳児から見た大人がどんなに大きいものなのか、実際に人形を使って見せ、「こんなに大きくたくましいものに守られているとどんなに安心か、でもこの大人に虐待される子どもは・・」と語りかけます。

子どもを抱いていられるのは、ほんの短い時間だけ。泣く前に、子どもに手を上げる前に、私たちがいることを思い出してください、と話す園長先生。元気で楽しい子育てを一人でも多くのお母さんに味わってもらいたいといいます。

一日1回10分でいいから、何も考えないで子どもを抱っこしてみて、するとその柔らかい暖かさが体に流れ込んできて、こころまで暖かくなるから、と話す園長先生にはこどもがいません。その分、園児を自分の子どものように可愛く思っていると。世の中のお母さんがその胸に抱くものは、優しさという宝物。その幸せにどうぞ気づいてと園長先生は祈っています。

このお話について一言

イライラして子どもに手をあげてしまったことのある母親って多いのではないでしょうか?かくいう私も、そんな些細なことで、と今なら信じられないような理由で、子どもに手を上げました。自分に余裕がないと、つい当り散らしてしまうんですね。それも、自分よりずいぶん小さな存在に。

先日も、いつまでも眠らない子どもに腹をたてて、ついきつい口調で叱ってしまいました。早く寝てほしいのは、全く私個人の都合なんです。でも腹が立った・・・そんな叱り方をしたというのに、翌朝、「抱っこしてくれる?」とやってくる子どもに、自分の情けなさを大いに反省したのです。

うちの子どもはずいぶん年もいっているのですが、それでも抱っこは大好き。少し抱っこすると満足して離れていきます。「抱っこ!」とやってきたときには食事中かよほどの急ぐ用事をしているとき以外には、ぎゅっと抱っこします。いいにおいがするので、ふんふんと子どものにおいをかぎます。いつまで「抱っこ!」ってきてくれるのやら。抱っこは子どもにも、大人にもいいものですよ。

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