第59話「おやすみなさい」

あらすじ

赤ちゃんとお母さんの画像

すずかぜ台に越してきて3ヶ月の街田さん家、1歳2ヶ月になる一人息子の征人くんは、いたずら盛りで、何を話しているのかわからないけれど、ずーっとおしゃべりをしています。征人くんのママは、人のいない空き地を選んで遊びに出ていましたが、ある日麻美とあすかに出会います。征人くんのママの大変そうな様子に、今が一番目が離せないときだけど、もう少ししたらずいぶん楽になるから、と麻美。

あすかが通っているという幼稚園のそばまでやってきた征人くんとママは、他のお母さんがかけてくれた、「子育ては体力勝負よ、体に気をつけてね。」という優しい言葉につい涙をこぼしてしまうのでした。

ハーブティーを入れてもらい、少し落ちついた征人くんのママに対する、めちゃくちゃぐーたらなのに家庭円満の麻美からのアドバイスは、「いってらっしゃい、おかえりなさい、いただきます、ウチはそれでなんとかやっています。」というものでした。

征人くんのママは、夜更かしをして朝早く出勤する旦那さんを見送らず、夫婦の関係もギクシャクしていたのです。久しぶりに旦那さんに夜食を用意し、翌朝は、出かける旦那さんに、「いってらっしゃい!」と声をかけることのできた征人くんのママ。少し勇気を出して、公園にいるママグループに声をかけることが出来るようになりました。


このお話について一言

本当に、子育てって煮詰まることが多い!特に一人目のときの私の煮詰まりようといったら、下の子の友達のお母さんに話しても、簡単には信じてもらえないくらいでした。さらに、この煮詰まり感が永遠に続くのではないか・・・と思われてしまうのですよ。冷静に考えるとそんなことないってわかるのに、子育てに疲れたお母さんは出口の見えない迷路に迷い込んだような気持ちになっているのです。

そんな時、同じ様に子育てに困っている仲間とグチをこぼしあったり、子育ての先輩に話を聞いてもらえたりできたことは本当にラッキーでした。今現在、そういう仲間がいない人でも、きっと見つかりますよ。マスコミが「公園デビュー」は怖い、なんていうイメージを植えつけてくれちゃったときもありましたが、公園などで気軽に同じくらいの子どもを抱えたお母さんに声をかけてみるといいですよ。

知らない人に話しかけるなんてとんでもない、という方は、区や市主催で行われている子育て支援サービスを利用してみましょう。子どもを預かってくれる、お母さんの相談に乗ってくれる、近所のサークルを紹介してくれる等のさまざまな支援が用意されています。近所の幼稚園や保育園でも同様の集まりを開催しているかもしれませんよ。一度問い合わせてみましょう。自分ひとりで閉じこもっていると悪いほうへ悪いほうへ考えが向いてしまいます。寒くても、子どもと一緒に一歩外へ踏み出してみましょう。

このお話は、挨拶の大切さを再認識させてくれます。以前、掃除グッズで有名になった女優さんが、「いってらっしゃいは、大きなアクションで!両手を広げて高くあげて大きく振るの!」というようなことを言っていました。てのひらを相手に向けて大きく振ることで、いい気を送ることが出来るんだとか。

気云々はわかりませんが、元気に「いってきます」「いってらっしゃい」、「ただいま」「おかえりなさい」を言い合うことができるって、本当に幸せなこと。お仕事、勉強がんばったね、無事に帰ってきてくれてありがとう!という気持ちをこめて、毎日家族を「おかえりなさい」と迎えてあげることのできることの有り難さを実感しています。

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